小牧野遺跡 環状列石

 車だと来た道をちょっと戻って左折となります。一応舗装されたコンクリートの道が続きますが、途中スピード防止のためか、高さ5cmくらいの鉄の板が埋め込まれていて、ちょっと走りにくかったです。

 そういった板を7〜8枚越したと思われる頃、左側にどんぐりの家が見えてきました。すぐ脇に30台ぐらい駐車できる駐車場があり、ちょうどそこには大型の観光バスが1台停車し、見学を終えた人たちがすでに乗車していました。

 そのバスが出ていくのと入れ替わりに駐車。入り口付近にいたお姉さんが近づいてきて、「今日は天気も良いので、絶好の日です」と元気な声であいさつしてくれました。

 私はそれよりも付近の看板に表示されていた「熊注意」の文字が気になっていたのですが、聞いてみると実際にはこの辺では滅多に見かけませんとのことでした。

 というわけで、どんぐりの家の脇にある細い砂利道を歩いていくと、200mぐらいで遺跡が見えてきました。



 道の両脇の草はきれいに刈り取られていて、ふいに目の前に熊が飛び出すということもなさそうだったので安心しました。

小牧野遺跡環状列石に至る小道

 環状列石と呼ばれる石の連なりですが、想像していたよりも全体の直径は大きい感じ。(もらったパンフレットには直径55mと書かれていました)しかも置かれている石の配置が、縦長の石を縦横に並べなおして置かれていて、意味深なものを感じました。

小牧野遺跡環状列石

 ただこの方向からだと全体の形は良く分かりません。グーグルマップで表示される上空からの画像を拡大してみた方が、全体の配置が良く分かるような気もします。

 ここに来る前に訪れた小牧野遺跡保護センターには上空から見た遺跡全体を表す画像もありました。

小牧野遺跡保護センター内の遺跡の全体像の画像

 また環状に連なった石の一部には小さな石の集まりもあり、こちらは何となく分かるような気がしました。

小牧野遺跡環状列石の一部

 更に環状列石の南側にちょっとした盛り土があり、そこが見晴らし台となっていたのでそこから全体を撮影。

小牧野遺跡環状列石

 環状列石と呼ばれる所以が良く分かります。全体の雰囲気が分かったころには時刻は4時近くになっていました。急いでどんぐりの家に戻り館内を見学しているうちに、「4時に閉館です」と言われ見学終了。

 そこから車に乗り、今夜の宿泊場所であるホテルに向かいます。



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