恐山へ

 三内丸山遺跡の駐車場に戻って車に乗り込み、カーナビに「浅虫水族館」の位置を入力。見学を兼ねて、このあたりで昼食かなと思っていました。

 駐車場は広かったものの車は少ない。水族館そのものもかなり小さい感じ。入り口近くまで歩いて行って、館内にレストランがあるのかを確かめましたが、どうやら飲み物程度の売り場しかないみたい。

 というわけで再び車に戻って、今度は水族館近辺のレストランをスマホのマップ機能で検索。水族館は国道4号線の東側にあるのですが、どうやらその反対側の岬方面に2軒ほどホタテの専門店があるみたい。

 ということで、その情報をカーナビに入力して出発。場所は水族館から国道4号線に向かって、そのまま交差点を横断して岬の先端に向かえばいいみたい。

 しかし道は結構狭い。左側には海の景色も広がり、これを見ながらホタテが食べられたら旨いだろうなとは思いましたが、道は狭く、お店周辺の路上駐車場所はすべて満車。

 結局目的としていた「もりや商店」前を通り過ぎ、さらにその先の「正立食堂」まで行きましたが、駐車スペースなし。

 しかも「正立食堂」で、道は行き止まり。しょうがないので限りある空間を利用して何とかUターン。戻る道でも、駐車スペースがないかなと思って探しましたが、時刻はちょうどお昼時なので混んでいるみたい。

 というわけで、結局国道4号まで戻り左折。当初の目的通りむつ市街に向かうことにしました。

 野辺地を過ぎてしばらく走ると「道の駅 よこはま菜の花プラザ」という看板を発見。ここなら何か食べるものがあるだろうと思ったので、迷わず駐車場へ。



 ここで食べたのが「ホタテカレー」で価格が1000円。ちなみに私は実際に青森に行くまで、ホタテが青森の名産品であることは知りませんでした。

道の駅よこはま菜の花プラザで食べたホタテカレー 

 食べてみると、ホタテはフライになっていて、衣がやけに固い感じでした。カレーの方はごく普通のカレーで名産品のカレーだとは言うものの、1000円は高いなあというのが率直な感想です。

 とは言いつつも、とりあえず腹は膨れたので満足。食後にお土産を少し見て回りましたが、特別欲しいというものも見当たらず、すぐに車に乗り込んで一路むつ市街に向かいます。

 1時ぐらいにむつ市街に到着。「これじゃあホテルのチェックインには早すぎる」と思ったので、今日の内に「恐山」に行ってみようと判断し、カーナビの設定を恐山に変更。

 むつ市から恐山に至る道は結構走りやすい道でしたが、カーブが多い。バイクで走ると気持ちが良いだろうなとは思いましたが、行き交う車はほとんどなし。

 そしてそれまで両側は樹木ばかりだったのが、突然開けた場所に出て、少し走ったら左側に赤い橋「恐山 太鼓橋」が見えてきたので、右側の空き地に駐車。橋を見に行きます。

 橋の下を流れる川が三途の川でしょうか。この世とあの世の境目?ただ橋は老朽化が進んでいるようで、修復中。しかしそういった姿を見てしまうと、ちょっと現実世界に引き戻されます。

恐山 太鼓橋

恐山 太鼓橋

 橋のすぐ傍らには、「奪衣婆」(ダツエハ)「縣衣翁」(ケンネオウ)と書かれ像があって、説明を読むと、ここに来た者の身ぐるみをはがして、その衣類の重さによって生前の悪行を推量して地獄か極楽か言い渡されると書いてあります。

太鼓橋近くの奪衣婆

太鼓橋近くの縣衣翁

 てなわけで見学終了。再び車に乗り込んで、そのさき300mぐらいの所にある「恐山菩提寺」に向かいます。ちなみに周囲には硫黄の匂いが漂っていました。



恐山で参拝


2021年旅行記


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