小牧野遺跡 保護センター(2)


 時刻はすでに3時半になろうとしていて、日も傾いてきた感じ。こんなにゆっくりしていたら、小牧野遺跡そのものの見学時間が無くなると思ったので先を急ぎます。

 次に目についたのが「日本異物模型」と書かれた展示。勾玉、釣り針、矢じり、短剣等が示されていますが、気になっていたのがお面。

保護センターに展示されていた遺物模型

 どうしてこんなデザインなんだろう?とこういった古墳の遺物を見るたびに気になっていました。

遺物模型のお面

 目の周りの縁取りは何を意味するのか?大きい目を表しているのか?それとも現代風の眼鏡やサングラスのようなものがあったのか?

 更に目は閉じられていますが、その閉じ方が点線状になっているように見えます。画像を拡大して分かったのですが、どうやら小さい円形のくぼみみが並んでいるみたい。
 
 更に口も変。舌なのか、文字なのか?ともかくじっと見ていると何から何まで不思議に思えてきます。

 最後の方に様々な縄文土器が展示されていました。以前はこういった土器を見ても、「ふ〜ん」てな感じでチラッと見て通り過ぎることが多かったのですが、改めて眺めるとそのデザインは卓越しているなと感じます。

保護センターに展示されていた縄文土器

 手先が器用で、芸術感覚にあふれた人が多かったのか、現代人には思いつかないようなデザインが多い感じです。特に目を引いたのがこの土器。しばらく見とれていました。

デザイン性に目を奪われた土器

 てなわけで見学終了。なお入り口付近には小牧野遺跡の全体像を示す模型もあり、上空から見た環状列石の配置が良く分かりました。続いて向かったのが、遺跡のすぐ近くにある「小牧野の森 どんぐりの家」と書かれた施設です。



小牧野遺跡環状列石


2021年旅行記


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