川奈港

 川奈方面へは伊東市街をいったん通り抜け、ちょっと小高い丘を登る手前で国道から左の側道に入ります。ちょっと狭いのですが、走っている車は少ないです。

 道沿いに1kmほど走ると、左側に潮吹き公園の駐車場と公共トイレが見えてくるので、ここに駐車。以前はこんなに広い駐車場はなかったのですが、ここ10年ぐらいで整備されたみたい。



 駐車場から左に向かって歩いていくと、海に向かう結構急な坂道の遊歩道があり、そこを100mほど降りると磯が広がります。水はきれいで、透明度も高く底が見えます。

 途中キャンプ場らしき場所もあって、今回は珍しくそこでテントを張っている人を見かけました。

 一番奥に「汐吹き公園」という名前の由来になった小さな洞穴のような場所があり、波の大きさによって、そこから水しぶきが吹き出します。

 ただ潮の加減によって見える機会は少ないのかもしれません。横幅1mぐらいの小さな穴が、ちょうど海面付近に見える感じです。

 周辺でかつて釣りをしたことがありますが、コマセを蒔くと小メジナがどっと姿を現します。多分沖合にはもう少し大きなメジナやカサゴがいるのではと思いつつ、ちょうどその頃から小雨が降り出したので、結局駐車場に戻ることに。

 車の中でしばらく晴れ間を待ちましたが、どうも上がりそうもない。というわけで、じゃあもう少し先に行ってみようと思い、さらに2kmほど走って川奈港へ。



 雨は小止みになり、港内の駐車場に車を停め、左手に見える「イルカ浜」と呼ばれる堤防へ。釣り人が30人ぐらい。「何が釣れているのかな」と思いながらぶらぶら歩いていると、先端右側の方で一人の釣り人の竿が大きく曲がっています。

 「なんだなんだ?」と思って近寄ってみると、タモで掬い上げられたのが、体長30cmぐらいの大きなアイゴという魚。この魚、結構引くのでファイトは楽しいのですが、ヒレには毒があって触れるのは厳禁。

 食べたらおいしいという話も聞いたことがありますが、釣った人は毒のことを知っているのかすぐに放流していました。でもこのあたりまで来ると、堤防近辺でも結構大きな魚が釣れるんだということは分りました。

 しかし自分でここで釣りをしようという気持ちにはならなかったので、そこからUターン。結局マリンタウンに戻って珈琲で休憩。

 しかし日曜のためか、観光客が多数。お店の人にとっても久しぶりの賑わいだったのではと感じました。休憩後ちょっと早いなと思いながら宿泊場所であるラフォーレ伊東に行きチェックインです。



ラフォーレ伊東にチェックイン


2021年旅行記


トップページへ