倶利伽羅峠から氷見へ

 「何かあるに違いない」と思って公園内をちょっと歩いてみましたが、特に何も見つからなかったので、さらに奥に進んでいくと「倶利伽羅県定公園展望台」というのがあったので、すぐ近くに路上駐車。

倶利伽羅峠県定公園展望台

 展望台に上がってみると下界の様子が良く見える感じでしたが、あいにくとこの時は雲海というか霧というかもやのようなものが広がっていました。

 展望台からさらに徒歩でその先に歩いて行くと、火をつけた松明を角につけた牛の模型が展示されていて、それが源平の古戦場跡を示しているようです。

倶利伽羅峠古戦場跡 

 すぐそばの扇に見立てた看板には、この地で源平両軍合わせて10万以上兵が戦ったという記載があって、実際すさまじい戦いだったんだろうなとしばし往時に思いを馳せました。

 以前は「そうかあ」と思う程度で通過していたと思われるこういった戦跡跡ですが、60代になった最近は、こういった説明を読むと、どんな人が集められて、どんな格好をして、戦う前の心境はどうだったんだろうとか、食事やトイレはどうしたんだろうとか、様々な周辺の事情が気になるようになりました。

 また実際に刃を交わす情景も想像しましたが、まあテレビで見るような勇ましい光景ではなく、腰の引けた人たちが集団で弱いものに襲い掛かるような情景だったのではという気がします。

 というわけで、結局倶利伽羅峠近辺で1時間弱過ごし、次に向かったのがまたもや氷見。二日目に食べた魚の刺身の味が鮮烈な記憶となって残っています。

 早速カーナビの目的地に氷見を登録。途中、「能越自動車道」という無料の道路があるようで、これを利用することに決定。

 倶利伽羅峠から再び8号線に出て、高岡市で上記の自動車道に乗ると快適な道が続いていました。途中道の駅「メルヘンおやべ」という施設があったので、粋な名前に惹かれてちょっと休憩。

 施設内をぶらぶら歩くと新鮮な野菜が多数ありましたが、これは購入せず。代わりにお土産売り場で目についたのが、保存の効きそうなどら焼き

 なんだか妙においしそうに思えたので購入。すでに食べてしまいましたが、かなりおいしかったです。トイレをすませて再び車に乗車。今度は一路氷見へ。

 11時45分ごろ到着し、広大な駐車場の片隅に車を停車。「昼にはまだちょっと早いな」と思いましたが、12時を過ぎたら逆に混雑するかもと思い、この日は回転寿司のお店へ。
 
 名前が「氷見前寿司」。食べてみるとやはり旨い!いい気になって食べていたら、会計が2700円。おいしいなとは思いましたが、同時に「高すぎるかも」という印象も。



 食後はビーチ側の広々とした公園を散歩。青空の元、海沿いを歩いていると気持ちは晴れ晴れとしますが、正直なところ「これは素晴らしい景色だ」と思えるような景色はないです。

 公園の端から端まで歩いて食後の運動を終了。さらにお土産街でちょっとお土産を物色しましたが、帰るのは翌日なので鮮度の点が心配になり、何も買わず。

 車に乗ってカーナビを起動し、魚津に行く途中の面白そうな場所を地図で検索。すると高岡市街に入る手前に「二上山」という景色の良さそうな山があることを発見。

 「よし行ってみよう」と思って出発です。 
  



二上山、埋没林博物館


2018年旅行記


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