第3日目 近江町から金沢城へ

 7時半に起きた。駅まで歩いて、昨日と同じパン屋さんではちょっとなあと思いながら横目で見て通り過ぎ、構内中央通路に出て、駅の反対側方面まで歩くと右側におにぎり屋さんがあった。

 ここで梅と鮭を買って、自販機でお茶。全部で500円弱の安い朝食だが、おにぎりはちょっと暖かくて味もよく、ここは簡単な朝食におすすめの店だ。

 9時半部屋の片づけをして、忘れ物がないことを何回も確認後フロントでチェックアウト。駅に行って100番街の入り口近くのコインロッカーに荷物を入れて近江町へ。



 コインロッカーは小300円が空いてなくて、中500円を利用。200円損したなと思いつつ、身軽になって駅前のロータリーへ。

 バスの案内板で発着を確認すると、ちょうどよい出発便があり、すでに停留所に停車中。近江町までは1km弱なので歩いていけないことはないが、その先兼六園も散策する予定だったので、バスに乗車。

 バス代200円は降りるときに支払う。近江町市場に入り、すぐに右奥の比較的店舗面積の大きい大口水産へ。ここが一番いろいろな種類があるような気がする。

 ここでフグ、イワシのぬか漬け(へしことも言います)を購入。この手のぬか漬けは、他の店舗でも販売されているが、ビニールパックに入っているものが多い。

 大口水産の場合は、樽の中に付け込まれているものを買うシステムだが、これが一番うまい。ビニールパックのものは観光客用で、地元の人は樽入りのものを買うようだ。

 ついでに、山と盛られている甘えびと、最近とみに有名になった「のどぐろ」という魚の干物を購入。自宅に戻って先日両者を食べたが、甘えびは文字通り甘みがあってうまい。

 ノドグロの干物は、実は初めて購入。大口水産のおじさんは「脂がのっていてうまいよ」と言っていたが、実際その通りでうまかった。ただし名物となったせいか結構高い。3匹入りで2000円ぐらいしたと思う。

 お土産は持ち歩くのが面倒だったので宅配を利用。送料と合わせて9500円という豪勢なお土産になった。ちなみにこれは埼玉の実家に送付したのだが、翌日到着した。

 買い物を終えたので、少し気が楽になり、後は観光。市場を出て左折。ちょっと歩いたらドトールがあったのでアイスコーヒー220円で休憩。個人的な印象だが、スタバより珈琲の味が私好みで、雰囲気もよく落ち着けると思っている。店員のお姉さんの石川県のイントネーションが妙に耳にやさしく感じる。

 店を出て左折。しばらく歩くと左手に尾山神社らしきところがあったので、この辺だろうと判断して左折。緩やかな坂道を少し上がって、神社の樹木を左手に見ながら歩いていくと、やがて金沢城が左手に見えてきた。

 折角の機会なので、ちょっと入って見ると石垣が非常に立派。玉泉院丸口というところだが、その石垣の向こう側に出ると、きれいに整えられた池があった。玉泉院庭園というらしい。



玉泉院庭園

 池を半周して反対側からさらに奥に入ると、広大な金沢城公園に出る。城跡だから立派な天守閣があるのかと思っていたが、そんなものは全く見当たらない。

 ちょっとがっかりして広場を横断し、50間長屋と呼ばれる横に細長い建物を見て、そこから兼六園方面と書かれた案内板に従って歩いていく。 



兼六園、もりもり寿司


2017年旅行記


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