義経の舟隠し、ヤセの断崖

 巌門周辺を散策後、再び駐車場に戻り、海沿いに車を走らせます。すると途中に海岸方向に分かれる分岐の道があり、そこに「機具岩」(はたごいわ)と書かれた看板があったので、とりあえずってみることにしました。



 道沿いに走っていくと、トンネルの手前100mぐらいのところに10台分ぐらいの駐車場があったので停車。10時過ぎです。

 そこから海を見ると、大きな岩が二つ突き出て、両方の岩の頂上付近がしめ縄で結ばれています。

機具岩(はたごいわ)

 見所としてはそれだけですが、水がきれいでした。岩に大きな穴が開いているのも面白い特徴の一つです。何やらいわれもあるみたいですが、夫婦岩という見方があうようです。

 ただ付近の景観は、きれいな水の中でこの二つの岩が突き出ているという程度なので、残念ながら感動するほどのものでもなく、5分ほど過ごして先を急ぎます。

 向かうのは本日のハイライトの一つである「ヤセの断崖」。ともかく足元から垂直に落ち込む絶壁を見たいと思っていました。



 県道を軽快に走り、海に出る手前を左折して断崖へ。50台ぐらいの駐車場がありました。

 車を降りて断崖に近くづくと、左の方に遊歩道が伸びていて、「義経の舟隠し」と呼ばれる名所があると書かれていましたので、先にそちらを見てくることにしました。草の間の遊歩道から海を見ながら500mほど歩くと、それらしい展望台が見えてきました。

 展望台からちょっと下を覗くと以下のような景色が見えます。この岩の間に舟を隠したと言うのが謂れのようですが、上から見てもかなりの絶壁。

義経の舟隠し

 もし本当にここに舟を隠したのなら、舟の方からは絶壁を見上げる形になり、落石等の危険を感じたのではないでしょうか。絶壁の光景を見て、再び遊歩道を歩き、今度は駐車場近くの「ヤセの断崖」の展望台へ。

 ところが危険度が大きいのか、柵が作られてしまい、絶壁のふちから下を覗きこむという当初の予定を完遂することが出来ませんでした。残念。それでも絶壁が切り立っていることは感じで分かります。

ヤセの断崖

 それにしてもすごい断崖です。落ちればひとたまりもないことが良く分かります。というわけで、周辺の美しい景色や断崖の光景に満足して再び車に乗り込み、このあたりから能登半島を横断した穴水に向かいます。



 ちなみにもっと奥能登方面に行くことも出来ますが、そうすると帰りがきつくなります。次の目的地として大きなジンベイザメがいる能登島水族館を予定していますので、このあたりで引き返すがちょうど良いだろう判断しました。時刻は11時です。



能登島水族館


2014年旅行記



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