小名浜港「市場食堂」へ

マリンタワーを出たすぐ側に放射線のモニタリングポストがあり、そこの表示は0.152(μSv/h)となっていました。私が住んでいる埼玉県は0.05前後ですから、約3倍。

モニタリングポスト

 私の場合は旅行ですから短期で終了ですが、この辺りで暮らしている人は、特に子供さんがいる場合は不安だろうなと感じました。

 それにしても事故から2年が経過しているのに、こんな海辺の風通しの良い場所の放射線量が高いと言うことは、敷地内の地面やコンクリート等にまだまだ放射性物質が残っているということだろうなと感じました。やっかいな問題です。

 事故が起きたときには経済的にも環境的にも一企業では処理しきれないような問題が山積みになるのにもかかわらず、政府は相変わらず「安全が確認されれば原発は再稼働」と言っているようです。しかも使用済み核燃料の処理についても、まったく進展の気配はありません。実に不思議な政策です。

 さて、時刻はお昼となり、気を取りなおして再び「ら・ら・ミュウ」に行きましたが、ここのレストランは私にはちょっと高すぎます。有名な分高いんだろうなと判断して、「ら・ら・ミュウ」に来る途中で目に付いた「市場食堂」に向かいました。



 レストラン前の駐車スペースに車を停め、階段を上がっていくときれいなレストランです。やはりここも津波後に建て替えられたようです。

 値段的にも「ら・ら・ミュウ」より少し安いです。またまた海鮮丼を注文。1550円でした。写真を見てもらえば分かるように値段に見合った豪華な海鮮丼で、食べがいがありました。

市場食堂の海鮮丼

 食後は再び「ラ・ラ・ミュウ」に戻り、今度はお土産の海産物を物色。ただ我が家は大家族ではないので、たくさんは買えません。

 結局、黒糖饅頭、干物、鮪の中落ちなんぞを購入。全部で3000円ぐらいですが、ほんの少しでも復興に役立ってくれればと思っています。

 というわけでここからはひたすら帰りですが、途中、来るときに見そびれた、面白い形の「二つ島」で途中下車。茨城県の五浦海岸の3kmほど南にあります。観光地というほどのものでもなく、周囲に駐車場もありません。ビーチ側の細い路地に路上駐車させてもらいました。

 さらにその先の「伊師浜海岸」まで南下。


 
 ここには日本で一番人気のある国民宿舎「鵜の岬」があります。海岸の景色が大変美しいところで、見ているだけで気持ちが和らぐところです。

伊師浜祈願
 
 最後の最後まで海の景色を堪能し、そこから3時間。無事埼玉まで帰ってきました。



2013年旅行記


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