第2日目 いわき市久之浜へ

 7時に起きました。7時半頃朝食会場へ。洋食のおかずが多いのですが、ごはんがあったので、おかずを無理矢理和食風にしました。

クレストンホテルの朝食

 だいたいビジネスホテルの朝はハムやソーセージが多いので、和食派の私はちょっと辛いです。ただ宿泊料金から考えると当然かなという気もします。

 食後ちょっと部屋で休憩し、荷物をまとめて出発ホテルを出たのは8時半頃。最初の目的地は、津波の被害が大きかったと聞いていた「道の駅 よつくら」。駅前から国道6号線に出て北上します。

 しかし交通量が少ないためあっと言う間に到着。店も開いてまもないだろうと思われたので、もう少し北に行ってみることにしました。

 そのまま海沿いに走っていくと、国道沿いの道がなんとなく閑散としています。家の土台だけが残っていたりするのですが、建築中なのか、津波の影響なのか、この時点ではよく分かりませんでした。

 地図を見ると、「よつくら港」の先に「殿上崎」という名前が付いた小さな岬があったので、この岬の景色を楽しもうと思っていました。この「殿上崎」の最寄り駅は「久ノ浜」という駅です。



 久の浜駅前の道を右折し、岬先端の方に走っていくと、いきなり周囲がパッと開けました。同時に数百mの遠方まで家の土台だけが連なっているのが見えてきて、「あっやっぱり国道沿いの土台は津波の被害だったんだ」と、ようやく津波の被害を実感。

東日本大震災の爪痕

 路肩に車を停め、呆然としてあたりを見回しました。土台だけになった広がりの中、歩いている人はまったくいません。冷たい風が追い打ちをかけるように遮るもののない空間を吹き抜けています。

 遠くの海の近くと思われる場所に、重機と小さな鳥居がぽつんと立っているのが見え、ますます寂寥感を感じました。

いわき市久ノ浜の津波被害



東日本大震災の爪痕



2013年旅行記


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