いわき・ら・ら・ミュウ

 水族館を出ると時間は3時半。そこから500mぐらいの所に「いわき・ら・ら・ミュウ」というおみやげ屋さんがあることを事前に調べていました。

 またこの施設の中で東日本大震災の津波に関する展示を行っているという情報もありました。

 というわけで、お土産購入は翌日に回すとして、とりあえずこの特別展示を見に行こうと考えました。車で数分。すぐ近くです。駐車場も広く停めやすいです。

いわき・ら・ら・ミュウ

 早速店内に入ると、1階の半分は魚介類の販売、もう半分がレストランやお土産の販売店でした。魚の方は翌日購入することにして、とりあえず全体を一回り。レストランはちょっと値段が高い感じで、私の予算とは相容れませんでした。

 2階に上がると、ここにもいくつかレストランがありましたが、その傍らに大震災の特別展示があったので早速見学。入場は無料です。

 展示館の中に入ると正面に青い縦の表示があって(左上の写真)、これが津波の高さを表していました。8.57mとありますが、数字で見るのと、実際にその高さを建物内で見るのでは全然感覚が違います。

いわき・ら・ら・ミュウの東日本大震災特別展示

 単純に考えて、2階の屋根までが水に浸かる高さと言えばいいのかなと思います。たくさんの家が土台ごと流された理由も分かるような気がしました。

 奥の方で海上保安庁の巡視船から撮影したビデオも大画面で上映されていましたが、今見てもすごい緊迫感です。

 最後に↓の写真ですが、体育館等で避難生活を強いられた方の段ボールの仕切りが実際に展示されていました。

いわき・ら・ら・ミュウの東日本大震災特別展示

 仕切りの高さは1.5mぐらい?立ち上がれば上半身は見えてしまいます。しかもその広さは広い場所で一坪程度。畳二畳分ぐらいです。一人用?の1畳ぐらいの広さの仕切りも展示されていました。

 津波で家が無くなったのも悲しかったと思いますが、家はあるのに放射線があるため避難生活を余儀なくされた方も大勢いたはずで、何ともやるせない思いだったろうなと感じました。

 複雑な思いを抱いて展示館を後にしましたが、この2階の展示と1階でがんばって魚を売っている様子のコントラストに、あらためて「何が出来るんだろうか?」と考えさせられました。

 というわけで、今回の旅行でとりあえず出来ることは、わずかな額ですが現地で食事をしたり、宿泊したり、お土産を買ったりすることかなと思いつつホテルに向かいます。

 この日のホテルは「楽天トラベル」で予約した、いわき駅から徒歩10分弱の「クレストンホテル」というところです。「ら・ら・みゅう」からは40分ぐらいかかりました。
 



クレストンホテルへ



2013年旅行記


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